久部の住まい
コートより観る外観。シンボルツリーとアウターデッキが織り成す優しいハーモニー。
変形敷地+45度ずれた方位との格闘の末生まれたプランです。
クライアントは今回の家造りにあたり、確固たるポリシーを持たれており、具体的な要望を含め何十項目に渡るメモを用意されていました。その要望を確実に理解した上で、プランとしては核となる2階建てゾーン(1Fリヒ゛ンク゛等・2F寝室等)をコートに面して配し、そこから2つの平屋ゾーンをコートを取り囲む様に派生させました。又、各ゾーンを連結させるメディアとしてアウターデッキを設け家族のコミュニティーの場とし、動線や心理的閉塞感の排除を試みました。各ゾーンの接続部よりコートとシンボルツリーを介し、さまざまな家の表情が楽しめ、思った以上の開放感とダイナミズムを喚起できたと思います。
数寄屋建築で培った経験を基礎にしながら、現代的な感覚とセンスを持ち合わせた建築家として、実例を見た上で依頼していただいた。
クライアントの具体的、抽象的な要望を完璧に把握し、自分の味付けにてほぼ完璧に空間に反映できました。
『3年前に完成した自宅の設計・監理でお世話になりました。建て主の思いを誠実にくんで、それをどう図面に落とすかを情熱的に追求してくださる方です。数寄屋建築で培った確かな知識や経験を基礎にしながら、現代的な感覚とセンスを持ち合わせた建築家です。理想の家を追い求めたいという方なら一度ご相談なさることをお勧めします。』とのコメントをいただいております。
玄関にいたるアプローチです。移り行く風景を楽しみながら、玄関へと導いていきます
玄関内部です。ここに立っても、開かれたコートの様子はわかりません。玄関からギャラリーホールに歩を進めると、右手の大きなFIX窓を介し開かれたコートが望めます。
リビングコート側。天井高の高いゆったりとした空間で、デッキを介しコートにつながります。
リビング:入口から入ったアングルです。木質系の仕切りの奥はDKですが、左右よりツーウェイの動線で回遊式となっております
DK:リビング裏に位置し、落ち着いた雰囲気です。家具はオリジナルデザインです。
浴室に向かう途中の休憩スペースから望む、アウターデッキとコートです。コートの廻りを建物が包んでいるため、さまざまな家の表情を楽しめます。
浴室に向かう温泉旅館のように長い廊下です。
浴室:上記の長い廊下を通り、離れ風な位置にある浴室です。木の香り溢れる、『和モダン』なつくりとなっております。
正面入り口の3Dです。